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臓腑に関して ②肝

臓腑に関して ②肝

肝には主に、疏泄(そせつ)作用と蔵血(ぞうけつ)作用があります。

疏泄作用とは、全身の気の流れをスムーズにする働きのことです。

(※気はスムーズに流れているのが正常で、昇・降・出・入の方向に流れています。)

また、この疏泄作用は消化吸収の働きを調整したり、精神的な部分の調整も行っています。

 

蔵血作用とは血(皮膚や髪の毛などを潤し、精神的に安定させるエネルギー)を貯蔵し、どこに・どのくらいの量が必要なのか判断・管理する働きのことである。

その他、爪や筋肉、眼などを栄養しています。

 

肝はストレスに非常に弱く、強いストレスや長期間のストレスに晒されると疏泄作用が低下してしまいます。

疏泄作用が低下すると、エネルギーの停滞を引き起こします。

また、消化吸収の働きや精神的な部分の働きも低下させてしまいます。

症状としては、イライラ・怒りっぽい・憂うつ感・ため息・胸脇部が張って苦しい・便秘・下痢・生理痛・乳房が張る・生理不順などがあります。

 

蔵血作用が低下すると、めまい・眼精疲労・足がつる・眼のかすみ・爪がもろくなるなどの症状が現れます。

 

上記の症状が当てはまる方は、肝の働きが低下しているかもしれません。

ストレス過多や睡眠不足、目や頭の使いすぎで消耗してしまいますので、例えばストレス発散をしたり、夜更かしせずにきちんと寝たり、そういったことを日常生活でまずは気をつけてみてはいかがでしょうか。

それでも、症状がなかなか抜けないという方は、中医学を専門とする鍼灸院や漢方薬局に行かれることをお勧めいたします。

 

 

肝の働きが低下することは、婦人科疾患(生理痛・生理不順・不妊症など)にも関係してきます。

生殖器の働きを主る『腎』(臓腑シリーズで後々説明致します。)と深い関わりがあるのです。

肝腎要と言う言葉があるように密に繋がっています。肝の働きの低下は腎にまで影響を及ぼすこともあるのです。

西洋医学的な治療だけでは、中々改善されない方や異常が見つからないが不調がある方は、どこかしら中医学的に身体のバランスが崩れている可能性があります。

そういった方も中医学を専門とする治療を受けたほうが良いかと思います。

 

東京・吉祥寺 中医学に基づく鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

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